まつ毛がなかなか生えてこないのは日々のアイメイクや生活習慣が大きく関わっていますが、自分のまつ毛が生えてこない理由をきちんと理解できている人は少ないですよね。
「まつ毛が生えてこないけど美容液を塗ったらいいの?」
「まつ毛が生えてこなくなったら病院に行ってもいいの?」
など、どのように対処したら良いかいろいろと疑問に思っている人が多いはず。
そこで今回は、
- まつ毛が生えてこないときに考えられる理由
- まつ毛が生えてこないときの美容液の使い方
- まつ毛が生えてこなくて病院に行くときの基準
など、まつ毛が生えてこないという悩みを解決します。
「まつ毛が少なくなった気がする…」「マツエクでスカスカになった…」など、まつ毛が生えてこなくて不安な人はぜひ参考にしてくださいね。
そもそもまつ毛が生えてこない時に考えられる理由とは
まつ毛がなかなか生えてこない…と悩まされている人もいますが、実はまつ毛が生えてこない理由は毛周期が関係しているんです。
まつ毛のサイクルには個人差があり、約1~2ヵ月で生え変わると言われています。
そして、まつ毛の生え変わるサイクルは下記の3段階に分かれているんです。
- 成長期
- 退行期
- 休止期
まず、まつ毛が生えてこない!と思ったら自分のまつ毛サイクルを理解し、今のまつ毛が上記のどの段階にあるのか考えることが重要です。
ここからは、それぞれの時期のまつ毛の特徴を詳しく解説します。
まつ毛が生えてこない理由は?毛周期の「成長期」について
まつ毛の成長期は、名前の通りまつ毛が成長し少しずつ生えてくる時期です。
成長初期のまつ毛はまだ表面には出ておらず、皮膚の中で栄養を受けることでぐんぐん伸びていきます。
このように成長初期段階のまつ毛は、ハリやコシがなく細くて弱々しい状態なのでまつ毛パーマやマツエクをすると抜け毛が多くなってしまうんです。
そのため、まつ毛サイクルの中で1番まつ毛パーマやマツエクを避ける時期だということを覚えておきましょう。
成長初期を過ぎて表面に出てきたまつ毛は、少しずつハリ・コシが生まれしっかりした太さになっていきます。
とは言え成長後期になっても成長が止まっているわけではないので、規則正しい生活や十分な睡眠でまつ毛に栄養を与えることがとても大切な時期なんです。
まつ毛が生えてこない理由は?毛周期の「退行期」について
まつ毛の成長期が終わったら、次に迎えるのは退行期です。
退行期はまつ毛の成長が止まる時期のことで、1番まつ毛が長く太く見える時期になっています。
成長期にマツエクをすると抜け毛が多くなると言いましたが、逆に成長が止まった退行期がマツエクをするベストなタイミングです。
まつ毛は退行期になると一定の長さを保った状態なので、エクステと地まつ毛が浮いてしまうという心配もありません。
まつ毛が生えてこない理由は?毛周期の「休止期」について
最後の休止期は、育ったまつ毛が抜けていく時期です。
このように、まつ毛は抜けると同時に皮膚の中で準備を始め、次の成長期が訪れるというサイクルで生え変わり続けています。
以上のことから、休止期はまつ毛が1番抜ける時期なので、このタイミングでまつ毛が生えてこない…と感じてしまう可能性が高いです。
まつ毛が生えてこない原因が毛周期なら、自然と新しいまつ毛が生えてくるので自分のまつ毛サイクルを理解し気長に生え変わりを待ちましょう。
抜けすぎてまつ毛がなかなか生えてこない時の正しいまつ毛美容液の使い方は?
まつ毛が生えてこないのは毛周期が関係していると言いましたが、実は毛周期以外のことが原因でまつ毛が抜けすぎてしまう可能性も。
まつ毛が抜けすぎる原因は、
- アイメイクのクレンジング不足
- まつ毛パーマやマツエクのやりすぎ
- 生活習慣の乱れ
- ストレス
などが挙げられます。
これらの原因を解消するには、
- アイシャンプーをする
- 規則正しい生活を送る
- ストレスを解消する
- まつ毛美容液を塗る
などで対処しましょう。
規則正しい生活やストレス解消は精神的な要因がほとんどなので、原因を解消するのはなかなか難しいものですよね。
そこでここからは、手軽にまつ毛の抜けすぎを対処できるまつ毛美容液の使い方を掘り下げて解説します。
まつ毛が生えてこないときはまつ毛美容液を贅沢に使おう!
まつ毛美容液は市販の商品が多く、ドラッグストアやバラエティーショップなどたくさんの店舗で購入することができます。
さらに、プチプラからデパコスまでさまざまなメーカーが販売しているアイテムなので、自分の好きなブランドやメーカーから始めてみるのもアリですよ。
一般的なまつ毛美容液は、
- 夜寝る前に塗るタイプ
- 朝の洗顔後と夜寝る前の2回塗るタイプ
に分かれています。
しかし、まつ毛の抜けすぎで生えてこなくなるのを防止するためには、どんなまつ毛美容液も朝と夜2回塗るのがおすすめです。
まつ毛美容液は育毛剤のようにまつ毛が生えてくるわけではありませんが、丈夫なまつ毛を育てる土台作りとしての効果は大いに期待できます。
さらに、まつ毛美容液は補修・保湿成分が豊富に含まれているのでまつ毛パーマやマツエクで傷んだまつ毛にも効果的です。
そのため、まつ毛が抜けすぎてなかなか生えてこないときは贅沢にまつ毛美容液を1日2回塗って、次に生えてくるまつ毛の土台を整えておくことが大切ですよ。
まつ毛が生えてこないときには病院で診てもらった方がいいことも!
実はまつ毛が生えてこないのは、毛周期やアイメイクだけではなく皮膚疾患や体質が原因の可能性も。
あまりにもまつ毛が生えてこないと「まつ毛貧毛症」の可能性もあるので、ここからはまつ毛貧毛症について解説し、まつ毛が生えてこないとき病院に行くべきか?という疑問を解決します。
「まつ毛貧毛症」とは?
まつ毛貧毛症とは、まつ毛が少ない・短い・細いと感じる人のことです。
原因はマツエクやクレンジング不足もありますが、
- 皮膚疾患
- 加齢
- 薬の副作用
などが大きく影響しています。
特にまつ毛貧毛症は、花粉症やアトピー性皮膚炎で目元が痒くなり、頻繁に目をこすってしまう人に多いです。
花粉症や皮膚炎もなく、ただ年齢と共にまつ毛が少なく生えてこなくなったと感じるなら加齢が原因に。
さらに、抗がん剤などの薬を服用していると、薬の副作用でまつ毛が抜けて生えてこなくなった!という人もいるんです。
このような症状は自分自身で判断することなので、まつ毛貧毛症かも?と不安になったら病院で診てもらい適切な治療を受けることをおすすめします。
まつ毛が生えてこないだけで病院にいってもいいの?
まつ毛が生えてこないだけで病院に行ってもいいの?と思うかもしれませんが、まつ毛貧毛症という病気に悩まされている人はたくさんいます。
そのため「最近まつ毛が少ない…」「生えてこなくなった気がする…」など、まつ毛に違和感があるなら病院に行っても大丈夫です。
さらに「何年もマツエクを続けている」「クレンジング不足でドライアイ気味」という人もまつ毛貧毛症になりかけている可能性があります。
このように少しでも違和感や不安を覚えたら、すばやく病院に行き適切な診療を受けてください。
仮にまつ毛貧毛症でなくても、病院に行けばまつ毛の悩みを相談し症状に合った生活習慣の指導やアドバイスをもらえます。
普段何気なく行っているアイメイクや洗顔が影響している可能性もあるので、話を聞いてもらうだけで精神的に楽になりまつ毛が生えてこないという悩みの解消に繋がりますよ。
まつ毛が生えてこなくて病院に行くときの注意点は?
まつ毛が生えてこないとき病院に行くなら、診断結果によっては自己負担が高額になることも覚えておきましょう。
病院でまつ毛貧毛症と判断されたら、
- 点眼薬
- 飲み薬
- 植毛
などの治療法で対応します。
点眼薬や飲み薬は病院でしか処方されない医薬品で、長期的に継続しなければまつ毛が生えてくる可能性も低くなってしまうんです。
薬の治療は保険適応外なので基本的には全額自己負担。
発毛の効果には個人差もあるので、薬の治療がどのくらい満足できるかは続けないと分からないんです。
そして、事故などによりまつ毛の毛包がなくなっているのが生えてこない原因なら、薬での治療ではなく植毛で対処する可能性もあります。
費用は30万以上と高額になり、こちらも当然保険適用外です。
ダウンタイムやメンテナンスも必要なので、まつ毛が生えてこない以上のストレスになってしまう可能性も。
このように、病院に行くなら自己負担が多くなる可能性も考え、どうしてもまつ毛が生えてこない悩みを解決したい!と思うなら病院で正しい診療を受けてくださいね。
基本的にまつ毛は生え変わるもの!生えてこないときには理由を考えよう!
まつ毛は基本的には毛周期によって生え変わるものです。
まずは自分のまつ毛サイクルを理解し、数日で生えてきたら問題はないということになります。
まつ毛が生えてこない時期でも、まつ毛美容液を塗って対処すれば次に生えてくるまつ毛の土台となるので朝と夜2回の使用でしっかりまつ毛ケアを続けましょう。
しかし、毛周期に関係なくまつ毛が生えてこないならまつ毛貧毛症などの可能性も。
場合によっては病院に行き適切な診療を受けて、まつ毛が生えてこない原因を解決してくださいね。
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