【保存版】まつ毛ダニってそもそもなに?どんな症状が起こる可能性があるのか解説

コラム

みなさんはまつ毛にもダニが生息している可能性があることをご存じでしょうか。
「まつ毛にダニなんて恐ろしい」と感じる方も多いかと思いますが、なんと5人の1人という高い割合で、このまつ毛ダニが繁殖していると言われています。

そんな身近な存在のまつ毛ダニですが、繁殖するとどんな症状が起こるのでしょうか。

今回は、まつ毛ダニの生態や、繁殖すると起こる症状を紹介していきます。
まつ毛ダニの対処法についても解説していくので、気になる症状がある方は参考にしてみてくださいね。

そもそもまつ毛ダニってなに?繁殖すると起こる可能性のある症状とは

まつ毛に生息するダニは、「Demodex(デモデックス)」という寄生虫の一種です。
「顔ダニ」や「まつ毛ダニ」、「ニキビダニ」とも呼ばれます。

その体長は0.2mm〜0.4mm程度ととても小さく、肉眼で見ることはできません。
皮脂などをエサにして繁殖するため、毛穴や皮脂腺などに多く生息します。

顏にはほぼ100%の人に存在していますが、このダニがまつ毛で繁殖してしまうと目やまつ毛にさまざまな症状を引き起こすため注意が必要です。

まつ毛ダニが引き起こす症状

  • まぶたが腫れる
  • まつ毛の生え際のかゆみ
  • フケや目やにが大量にでたり、目元がネバつく
  • 目が乾燥する
  • まつ毛の脱毛
  • 結膜炎やものもらいなどの眼病

まつ毛ダニがまつ毛で発生すると、主にまつ毛の毛根部分や皮脂腺、マイボーム線で繁殖します。
するとアレルギー反応などによる目元の腫れやかゆみ、眼病などを引き起こしやすくなります。
毛穴に炎症を引き起こすため、まつ毛の脱毛にも繋がることも。

また、まぶたの生え際にあるマイボーム腺(目に油分を分泌するための器官)にまつ毛ダニが繁殖すると、必要な油分を供給できずドライアイを引き起こします。

目元のトラブルに頻繁に悩まされていると感じる方は、まつ毛ダニが原因となっている可能性があることを理解してくださいね。

まつ毛ダニが繁殖する原因とは

まつ毛ダニは、皮脂や汚れをエサにして増殖していきます。
そのため、「目元まわりが不衛生な状態」であると、まつ毛ダニが繁殖する可能性が高くなります。

ここからは、まつ毛ダニが増殖する原因について紹介していきます。

原因①:クレンジングが不十分である

まつ毛ダニは、年齢が高齢になるほど発生率が高くなりますが、最近は若い女性の間でも増えています。
その原因のひとつが落としきれていないメイク汚れです。

ウォータープルーフのマスカラやアイラインなど、落ちにくいアイメイクをしている場合、しっかりと洗顔しているつもりでも目元にメイクが残ってしまっている場合があります。

そのメイクの残存をエサにまつ毛ダニが発生する可能性があるため、注意が必要です。

原因②:マツエクをしている

まつ毛エクステをしている人は、目元に汚れが溜まりやすい傾向にあります。
洗顔やクレンジングもマツエクが外れないように遠慮がちに行っている場合が多いため、溜まった汚れを落としきれていないことが多いです。

特にまつ毛とエクステの間は汚れや雑菌が繁殖しやすいため、まつ毛ダニの発生しやすい環境となっている可能性があります。

原因③:古い化粧品やメイク道具のお手入れ不足

古い化粧品を使用している場合も要注意です。

古い化粧品は成分が劣化していたり、皮脂や汚れが蓄積されている可能性があります。
そのような状態の化粧品を肌に塗ることで、酸化した皮脂や雑菌が毛穴に入り込みます。
その皮脂や雑菌をエサにして、まつ毛ダニが繁殖する原因となってしまうことも。

また、ビューラーやブラシなどのメイク用品は、劣化やお手入れ不足によって汚れが溜まりやすくなります。
古くなったコスメはなるべく使わないことや、ビューラーやブラシは使った後に必ず洗浄するなど、メイク道具の衛生面にも気を使う事が大切です。

原因④:夏場は特に注意

まつ毛ダニは皮脂をエサにしてるため、一年の中で皮脂量が一番増える梅雨~夏場にかけては特に繁殖しやすくなります。

また、汗でメイクが崩れたまま放っておくと、毛穴が雑菌の温床になることも。
まつ毛ダニはもちろんのこと、ドライアイやまつ毛の脱毛にも繋がるので注意しましょう。

診断方法は?まつ毛ダニが繁殖している可能性があるときの対処法とは

まつ毛ダニがいるかどうか心配な場合、具体的にどのようにチェックすれば良いのか気になりますよね。
ここからはまつ毛ダニが発生しているかどうかの診断方法について解説していきます。

まつ毛ダニの診断方法

まつ毛ダニの発生が心配な場合は、以下の症状がないかチェックしてみてください。

  1. まつ毛にフケのようなものがが発生していないか
  2. 目ヤニが増えたり、目の周りがねばついたりしていないか
  3. まつ毛のトラブルが多くないか(脱毛など) 
  4. 目が充血したり、涙やかゆみは出ていないか 

ひとつでも当てはまるものがある場合は、まつ毛ダニが原因となって起きているトラブルの可能性があります。
心配な場合は病院でチェックすることができますので、一度眼科を受診することをおすすめします。

まつ毛ダニの対処法はアイシャンプーがおすすめ

引用:Amazon

まつ毛ダニの対策におすすめなのが、「アイシャンプー」でのケアです。

アイシャンプーとは、その名の通り、目元を洗うためのシャンプーのことを言います。
通常の洗顔ではなかなか落とせないような皮脂や汚れを落とすことができるため、まつ毛ダニの発生をおさえる効果があります。

眼科などで処方されたりサロンなどで行ってくれる場合もありますが、ネットやドラッグストアなどで購入可能なものもあります。
目に入っても刺激がほとんどなく、自宅でも手軽にまつ毛ダニ対策をすることができますよ。

まつ毛ダニを予防するには

まつ毛ダニを発生させないためには、普段の生活でしっかりと予防を行うことが大切です。
ここからは、まつ毛ダニを予防するための方法について紹介していきます。

予防法①:アイメイクはしっかりとクレンジングする 

まつ毛ダニの予防には、メイク汚れを残さないことが大切です。

アイメイクを落とすときには、ポイントメイクリムーバーを使ってクレンジングするのがおすすめ。
まつ毛の生え際までしっかりとメイクを落としていきましょう。

また、マツエクを装着している場合、取れてしまう事を心配してしっかりと洗えていないことも多いです。
上から下に一定方向に指を動かしながら丁寧に洗い、汚れをしっかりと落としましょう。

予防法②:こまめにメイク用品のお手入れをする

メイクブラシやビューラーなどのメイク用品は、使うたびに皮脂や汚れが付着します。
お手入れをせずに使い続けると雑菌が繁殖し、それを顔に使う事でまつ毛ダニの原因となります。

メイクをした後はブラシやビューラーをこまめに洗浄し、清潔に保ちましょう。

まつ毛ダニの症状かもと思ったら正しく対処するのが大切!

まつ毛ダニの症状や対処法について紹介しました。

目元のトラブルが多発している場合は、まつ毛ダニが原因となっている可能性があります。
少しでも気になる症状がある場合は、眼科を受診することをおすすめします。

また、目元を清潔に保つように心がけることはもちろん、定期的にアイシャンプーを取り入れることで、まつ毛ダニの予防に繋がります。
特に梅雨~夏場にかけてはまつ毛ダニの発生率が高くなりますので、しっかりと予防と対処をしていきましょう。

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