マツエクは、セーブルなどのエクステを使った「シングルラッシュ」のほかに、フラットラッシュ、ボリュームラッシュなど、様々な手法が登場しています。
今回は、セーブル（シングルラッシュ）とフラットラッシュ、ボリュームラッシュの3種類のマツエクの手法の特徴と違いについて紹介していきます。
徹底比較！セーブルとフラットラッシュの違いを解説
セーブル（シングルラッシュ）とフラットラッシュは、どちらも自まつ毛1本に対してエクステを1本ずつ装着します。
基本的な装着の仕方は同じですが、セーブル（シングルラッシュ）は毛質が円錐状なのに対し、フラットラッシュは平たい形をしているのが特徴。
また、フラットラッシュはメーカーによってエクステの形状が異なり、毛の中央に窪みがあるものや、毛先が2股に分かれているもの、断面がクローバー型になっているものなどバリエーションが豊富です。
セーブル（シングルラッシュ）のメリット
- 自まつ毛1本につきエクステを1本装着するため、仕上がりがナチュラル
- エクステの長さやカールの強さ、太さでさまざまな印象に仕上げることができる
- 施術時間が比較的短く、価格も安い
マツエクのスタイルの基本と言われるオーソドックスな手法がシングルラッシュです。
自まつ毛1本に対してエクステを1本ずつ装着します。
エクステの長さやカールの強さで、さまざまな印象に仕上げることができる点が魅力です。
最高級エクステであるセーブルのほかに、シルクやミンクといった毛質を選ぶことができます。
価格が他の手法にくらべ安価なことが多く、施術時間も比較的短いです。
セーブル（シングルラッシュ）のデメリット
- 自まつ毛1本につきエクステを1本の装着のため、ボリュームに限界がある
- 接着面が少ないため、他の手法に比べると持ちが悪い
シングルラッシュは、自まつ毛1本につきエクステ1本のみの装着のため、自まつ毛の本数によって付けられる本数が制限されます。
そのため、もともとのまつ毛の本数が少ない、細い、短い方はボリュームが出にくいのでおすすめできません。
また、円錐状の形状で接着面が少ないため、フラットラッシュに比べて持続期間が短いといったデメリットがあります。
セーブル（シングルラッシュ）がおすすめな人
- ナチュラルな仕上がりにしたい人
- マツエクを初めて体験する人
- なるべく費用をおさえてマツエクを体験したい人
- 施術時間を短く済ませたい人
セーブル（シングルラッシュ）はできるだけ自然に仕上げたい人におすすめの手法です。
費用が安く、施術時間が短いため、初めてマツエクを体験する人にも挑戦しやすいですよ。
フラットラッシュのメリット
- 柔らかい質感で装着した時の違和感が少ない
- 軽いので自まつ毛への負担が軽減される
- リフトアップ効果がある
- 装着面が大きいため持ちが良い
フラットラッシュは断面が平らになっている分、シングルラッシュよりも断面の面積が小さく軽量です。
薄くて柔らかい質感のため、つけたときの違和感が少なく、自まつ毛にフィットしやすいといった魅力があります。
そのため、自まつ毛を根元からリフトアップさせてくれる効果も。
断面が平たいためグルーを接着する面積が大きく、シングルラッシュよりもエクステが長持ちします。
フラットラッシュのデメリット
- 熱に当たるとカールが取れやすい
- シングルラッシュと比較して料金が高い
- 人によっては派手になりすぎることも
フラットラッシュは、平たい形状であることから根元からまつ毛を濃く見せることができます。
しかし、もともとまつ毛が濃い人がフラットラッシュを装着するとより濃く見え派手になりすぎてしまうことも。
また、断面が薄い分、熱に弱くドライヤーやお湯などの熱でカールが取れやすいといったデメリットがあります。
そのため、普段の入浴はもちろん、サウナや温泉などによく行く方は注意が必要です。
比較的新しい手法のマツエクのため、シングルラッシュよりも1000円～2000円ほど高めの相場になっています。
フラットラッシュがおすすめな人
- まつ毛を濃くボリュームアップさせたい
- 自まつ毛が細いor短い
- マツエク装着時の違和感を少なくしたい
- 下がりまつ毛の人
- 持ちのよさを求める人
フラットラッシュは少ない本数でもまつ毛を濃く見せてくれるため、とにかくボリュームが欲しい人や、自まつ毛が細かったり短かったりする人におすすめのマツエクです。
持ちの良さや付け心地も抜群なので、マツエク装着時の違和感が苦手な人や忙しくてなかなかサロンに通えない人にも◎。
まつ毛にしっかり密着し、根元からまつ毛を持ち上げてくれるため、下がりまつ毛の人にも向いていますよ。
セーブル・フラットラッシュ・ボリュームラッシュの3種類だと何が違う？
ここまではセーブル（シングルラッシュ）とフラットラッシュの特徴について紹介してきました。
最近はこれらの手法のほかに、ボリュームラッシュという手法を取り入れているサロンも増えています。
ボリュームラッシュは、日本では2014年ごろに導入されはじめた比較的新しい手法のマツエクです。
シングルラッシュやフラットラッシュは1本のまつ毛に1本のエクステを装着する手法ですが、ボリュームラッシュは1本のまつ毛に複数本のエクステを束にして装着します。
シングルラッシュのエクステは0.1mm～0.25mm程の太さですが、ボリュームラッシュのエクステは0.05mm～0.07mmと極細です。
エクステ自体がとても細いため軽さがあり、なおかつ自然なボリュームを出すことができます。
ボリュームラッシュのメリット
- 自まつ毛が少ない人でも自然にボリュームアップができる
- 本数が多くても装着感が軽い
- エクステがとれてきてもあまり違和感がない
ボリュームラッシュは、自まつ毛以上の本数を装着できるため、まつ毛が薄い場合もしっかりボリュームを出すことができます。
エクステ自体がとても細いため、仕上がりも自然です。
ボリュームラッシュのエクステは、複数本が束になっていますがシングルラッシュ1本より軽い場合も。
そのためつける本数が多くなっても装着感が軽く、つけたときの違和感も感じにくいです。
ボリュームラッシュのデメリット
- 施術時間が長い
- エクステに汚れがたまりやすい
- 価格が高額
ボリュームラッシュは、装着するときに「毛束を作る」といった工程があるため、シングルラッシュやフラットラッシュと比べて施術に時間がかかり、価格も高めに設定されています。
また、毛が束状で密度がしっかりあるため、汚れがたまりやすいといったデメリットがあります。
ボリュームラッシュがおすすめな人
- 自まつ毛が少ない人
- まつ毛とまつ毛の間にしっかりボリュームを出したい人
- 軽い付け心地を求める人
ボリュームラッシュは、少ないまつ毛や細いまつ毛もしっかりと密度を出してくれるため、薄いまつ毛にボリュームが欲しい人に向いています。
また、とても軽いため付け心地の良さにこだわる人にもおすすめです。
セーブル・フラットラッシュ・ボリュームラッシュを選ぶポイントまとめ
ここまでセーブル・フラットラッシュ・ボリュームラッシュの特徴について解説してきました。
- ナチュラルさとコスパ重視ならシングルラッシュ（セーブル）
- 軽さと持ちを重視するならフラットラッシュ
- 少ないまつ毛をボリュームアップするならボシュ―ムラッシュ
それぞれの特徴やメリット、デメリットを踏まえ、自分の重視するポイントに合ったエクステを選びましょう。
一重？二重？セーブルとフラットラッシュそれぞれおすすめなのはどっち？
セーブル（シングルラッシュ）やフラットラッシュは、一重さんと二重さん、それぞれどちらにおすすめなのでしょうか。
それぞれのマツエクの性質と合わせて紹介していきます。
一重や奥二重にはフラットラッシュがおすすめ
一重まぶたや奥二重の場合、その構造から目元が重たく見えがちです。
また、まつ毛が下に向かって生えている方が多いため、下方向に長さをだしてしまうと不自然な仕上がりになってしまうことも。
一重や奥二重の方がマツエクで魅力的な目元になるためには、マツエク自体のカール力でまぶたをリフトアップさせることが大切です。
フラットラッシュのエクステは、平たく接着面が広い構造から、一重さんのまつ毛を根元から引き上げ、まぶたをしっかりとリフトアップさせてくれます。
ただし、つける本数が少ないとしっかりとリフトアップ効果が得られないこともあるため、装着する本数は120本から140本程度がおすすめです。
そしてよりナチュラルに仕上げるためには、マツエクの長さも重要です。
自然な印象に仕上がるマツエクの長さは、自まつ毛+2mmと言われています。
自然な仕上がりかつ、エクステのカール感を最大限に生かすために、一重さんは9mm～10mmのエクステを選ぶと良いでしょう。
二重さんはトレンドの抜け感を意識したマツエクを
マスク生活が当たり前となった現在、派手すぎない抜け感のある目元が人気です。
特に最近二重さんに人気なのが、二重幅を強調できるデザインのマツエク。
二重の幅をしっかり際立たせるためには、カールが緩めのJカールのマツエクを選ぶと◎です。
その際、選ぶ毛質は、根元をしっかりと濃い目に見せたい人はフラットラッシュを。
よりナチュラルに仕上げたい人はセーブルのマツエクを選ぶとよいでしょう。
マツエクはセーブルやフラットラッシュなど、自分にあったものを選ぼう！
今回はシングルラッシュ（セーブル）、フラットラッシュ、ボリュームラッシュの違いについて紹介しました。
それぞれのメリットとデメリットを参考に、自分に合ったエクステを選んでくださいね！
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